4人の男女が出会い会話が始まる。4人の人生のテーマである愛や幸福など、それぞれに思いを巡らせながら。恋愛関係で分別や知性を持ち続けることは可能なのか?愛は畏れや疲れをも乗り越えていけるものなのか?…。ユーモア溢れる時もあれば深刻でもあり、また時には大いに愉しみながら、4人の男女は、それぞれに人生の新たな一歩を踏み出す方法を探し始める。人生の後半にさしかかった4人の男女。ドキュメンタリータッチで進むストーリーの中には、大人が語る恋愛や生き方が淡々と描かれている。街の書店、色鮮やかなフラワーショップ、モダンなインテリア、螺旋階段。映像で表現されるこれらのデザインや空間や色彩と、時折響く静かなピアノの音だけが、観る者に「会話」を効果的に立体化してくれる。人生の後半を生きる4人の男女。彼らはやがて、それぞれの「世界」を見出していく。
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この作品で監督と脚本を担当したアンヌ=マリー・ミエヴィルはジャン=リュック・ゴダール監督のパートナーとして20代後半から公私ともに活動を続けており、短編映画の製作や写真家、脚本家を務めるなど、その活動は多岐にわたっている。1973年に発表された『ヒア&ゼア こことよそ』の共同製作者をはじめ、現在までに13本の脚本をゴダールと共同で執筆している。この作品の中でミエヴィル監督は、人が話した「言葉」が相手の心に伝わる、その瞬間をリアルに描きたかったと話す。そのため、4人の出演者は3週間も前から撮影現場でセリフの練習を開始。3週目には製作スタッフが加わり、各シーンを「色」でイメージしながら全体像を積み上げていく手法がとられた。シックで静かなモノトーンのシーン、生き生きとエネルギッシュなカラーのシーンなど、脚本にはない「色」のイメージがベースとなり、会話主体の単調なストーリーをドラマティックに演出している。













