主人公「ぼく」がいったい何者なのか、最後までよく分からない。名前さえ分からないままだ。ただ何かの「研究者」であることだけがほのめかされる。
「ぼく」はパリのアパルトマンに恋人のエドモンソンと一緒に住んでいる。目下のところ、心の安らぎを求めて浴槽の中に閉じこもり、日がな一日夢想に耽ったり、読書をしたりする日々を送っている。しかし、その平穏な時間は台所の壁を塗り直すためにエドモンソンが雇った二人のポーランド人に邪魔されてしまう。
ある日、「ぼく」は一人でベニスへと旅発ち、ホテルの一室に落ち着く。毎日かかってくるエドモンソンからの電話を待ちながら、ダーツをしたり、テレビでサッカーの試合を見たりして特にこれといった目的も持たずに、過ごしている。
とうとうエドモンソンが「ぼく」を迎えにやって来る。しかし、「ぼく」は故意に彼女に向けてダーツの矢を放ってしまい、怪我を負った彼女はパリに戻ってしまう。再び一人になった「ぼく」は病気で入院するってしまい、怪我を負った彼女はパリに戻ってしまう。再び一人になった「ぼく」は病気で入院する羽目になるが、その後、彼女に謝るためパリへと戻る。

















