『ぼくは怖くない』の
G.サルヴァトレス監督最新作
アルプスの岩肌が迫る北イタリアの町で、クリスティアーノは失業中の父親リーノと暮らしている。父親は排外主義に凝り固まった酒浸りのネオナチ。周囲から孤立する親子には「クワットロ」と呼ばれる父親の元同僚の他に友人もない。だが、脳に損傷を負うこの友人こそある取り返しのつかない事件を引き起こすことになる。彼は、路上で言葉を交わしたクリスティアーノのクラスメートの少女を、憧れの女優「ラモーナ」と混同し、追い回した末に犯し殺害してしまう。ひどく混乱したクワットロはリーノに助けを求めるが、現場へ到着したリーノはすぐに事件を察知し、怒ってクワットロに掴みかかる。しかし、暗闇で揉み合う中で倒されたのは、意外にもリーノの方であった。クワットロが立ち去った後、リーノは最後の力を振り絞り自宅の息子を呼ぶ。クリスティアーノが雨の中を駆けつけるが、父親の意識はすでにない。慌てて助けを呼ぼうと立った矢先、クリスティアーノは足元に例の少女の遺体を発見し立ち尽くす。












