この作品は「人間にとって他人と違っていること」とは何かを問いかける物語である。
リュドヴィックは女の子になることを夢みている男の子。そんな彼にとってはごく自然な考え方や行動も、世間の目から見ると奇妙にしか映らない。いくら自分にとっては当り前のことのように思えても、周囲に受け入れられることと拒絶されることとで成り立つ現実社会。彼の両親は女の子になりたいという我が子の奇妙な願いに戸惑いを示し、なす術もなく途方に暮れる。しかし彼らは出来る範囲でリュドヴィックを理解しようと努力する。その一方で、閑静な住宅街に住む近所の人々は、彼らに対して露骨に嫌悪を示すようになり、そんな人々の態度に二人は深く傷つくのであった。
この映画は、自分達と異なった存在に出会った時に人々が示す未知のものに対する恐怖、無理解、そして拒絶を、明るく夢のように幻想的な映像を交えながら独特の色調で描き出している。













