| 監督 |
アルノー&ジャン=マリー・ラリユー |
| 脚本 |
アルノー&ジャン=マリー・ラリユー |
| 撮影 |
クリストフ・ボーカルヌ |
| 録音 |
オリヴィエ・モーヴザン |
| 音楽 |
フィリップ・カトリーヌ |
| 美術 |
ブリジット・ブラッサール |
| 衣装 |
ローランス・ストゥリューズ |
| 編集 |
アネット・デュテルトル |
| 制作 |
フィリップ・マルタン |
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ジェラルディン・ミシェロー |
| 出演 |
マチュー・アマルリック |
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エレーヌ・フィリエール |
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ダニエル・コーエン |
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ピエール・ペレ |
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フィリップ・シュネール |
パリの夜、駆け出しの映画監督ボリスは仕事で知り合ったワーキングウーマン、マリリンのパーティーに現れる。
その日の朝、ある企業のPR映画を制作したボリスは、クライアントの企業の管理職のひとり、マリリンと出会っていた。彼の作品は採用されなかったが、マリリンは彼の作ったフィルム、撮影手法、そして彼に惹かれ、彼をその夜のパーティーに呼んだのだ。
彼らは、知り合ったばかりにも関わらず、まるで古くからの恋人同士のようにお互いに感じ、本当に恋に落ちた。5年後、ふたりは子供たちとともにバレアレス島に行く。生きる世界の違いに気付いたボリスは、マリリンに別れを切り出そうとする。そのときマリリンがボリスと子供たちを残し、失踪してしまう。
そしてさらに5年後、ピレネーの山奥にアメリカからツアーコンダクターとしてやって来たマリリンの前に、山岳ガイドをしているボリスが現れた。マリリンのところにピレネーへのツアーの案内を送っていたのは、実はボリスだった。
監督はアルノーとジャン=マリーのラリュー兄弟で、共同で脚本も担当した本作は彼らの長編第2作。
ボリス役のマチュー・アマルリック自身も監督として活躍している。この作品のキーワードとも言えるのが、ふたつまたは多数のイメージを重ねてひとつのイメージを作り出す、オーバーラップという言葉。
ボリスの制作したPR映画を観て、「ふたつの映像を重ねる手法を何というの」とマリリンが尋ねる場面があるが、この方法は映像的な意味だけではなく、物語の内容についてもキーワードとなっている。
10年間におよぶ男女の愛のうつろいと皮肉な運命のいたずらをシニカルに描いた、この物語は3部に分かれているが、全く違った場所、全く違う環境であるにも関わらず、それぞれの挿話がいくつかのイメージを重ねて、ひとつのリアルなイメージを作り上げる。ボリスとマリリンのふたりが、それぞれの経験を重ねながら、男性として、女性としてアイデンティティーを確立していくコメディに仕上がっている。