この作品は、チェーホフ原作の「ワーニャおじさん」をもとに、ニューヨーク42丁目の廃館となった劇場アムステルダム・シアターで上演された劇の模様を撮影したものである。演劇ディレクターであるアンドレ・グレゴリー氏が率いる役者達は、皆自分たち自身の洋服でステージに立ち、5年間にわたる共同生活と繰り返し行われた練習により生まれ育まれてきた素晴しい演技を披露している。家族と友情をテーマに演じる彼らを、ルイ・マル監督は映画にどうおさめようかと普段の撮影技術、技法を離れて様々な試みをしている。アンドレ・グレゴリー氏とルイ・マル監督の両氏がこの廃館になった劇場に「恋をした」というほどお互いの意気込みが一致して実現した作品でもある。劇の脚色は、ダヴィッド・マメット。
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