舞台は70年代初頭のカレリア地方の小さな村。風景は美しいが、深刻な過疎化に悩んでいる。そんな村に、スウェーデンの都会で暮らしている男ペッカが、村人の結婚式に参列するために妻と娘を伴って久し振りに故郷に戻って来る。都会暮らしに馴染んでいる妻のメーリは、最初から気が乗らない。故郷の村を愛し、いつかは村に戻って来ることを願っているペッカは村の仲間達との再会を喜びながらも、都会暮らしで身に付いた生活スタイルと村人達との間に隔たりを感じたり、故郷を捨てた後ろめたさのようなものを感じたりと落ち着かない。
一方、妻のメーリにとっては村の男達の言動や行動は粗野で下品で我慢の出来ないものでしかなかった。そんな妻との気持ちのすれ違いにも、ペッカは一層いらだってゆく。その間にも、村を挙げての結婚式の準備は慌ただしく進んでゆくのだが、村のあちらこちらでは悲喜こもごもの人間模様が展開される。 結婚式は村の学校の建物で行われるが、村人にとって愛着の深いこの建物はやがて買い取られて金持ちの別荘が建てられることになっていた。結婚式のスピーチでは新郎新婦はそっちのけで、学校の建物を惜しむ言葉が述べられる。そんな式の最中に新婦は卒倒してしまうのだが、パーティーは続いてゆく。ペッカはかつての恋人で今は結婚して子供もいる女性リトヴァに再会し、人目を忍んで逢瀬を楽しむ。一方メーリはパーティーの途中で退屈な村人達から逃れて、学校の建物を買った都会的なセンスの持ち主で金持ちの男と気が合い、そのまま男の家で話し込んでいた。ところが、そこへ突然妻を寝取られたと勘違いをしたペッカがブルドーザーで乱入してくる。












