
1994年名誉委員長ヴィム・ヴェンダース監督
日本の映画ファンのために、現代ヨーロッパの映像を紹介するという構想が生まれたのは、今から17年前にさかのぼります。本映画祭が大阪に誕生し、ここまで成長することができましたのも、ひとえに映画を愛する皆様、そしてご理解、ご支援いただいている関係各社、諸団体の方々、またヨーロッパ、日本各国の関係者の方々の賜物と、心より感謝いたしております。
これまで、のべ30ヶ国の制作国が参加し、ヨーロッパの現在を伝え、映像技術面や内容の充実した作品を選りすぐり上映するという一貫したスタイルで、関西の文化イベントとして、またヨーロッパの秀作映画を紹介、プレミア上映する日本国内においても有数のフィルムフェスティバルとして定着してまいりました本映画祭は、ヨーロッパの持つ多様性に富んだ視事の捉え方を参加していただく方々に実感していただけるようなプログラムづくりに取り組んでいます。
さらに映画というテーマに加えて、鋭い切り口で現代社会に共通する問題を取り扱った作品を選ぶことにより、観客と映画関係者との議論の活性化をはかることにも力をいれています。そしてまた、各回のゲストにちなんだ特別展示会の開催もご好評を得ております。
毎年、本映画祭の招くヨーロッパの監督、俳優など映画関係者との出会いを求めて関西圏のみからではなく日本全国から参加していただけることも、アンケートの結果に表れています。観客の方々とヨーロッパからのゲストとの交流の場を設けることは、私たちの意図するところであり、大変意義深いことと思われます。これまでと同様、様々なジャンルやスタイルの多様性をお届けすること、そしてヨーロッパあるいは世界を代表する映画関係者との交流を考えております。大阪ヨーロッパ映画祭があらゆる人々にとって出会いと発見の特別な場として成長し、発展を遂げることを願ってやみません。
映画祭実行委員長






